ホームへボタン DFロゴ
scubaImage

スキューバ同好会 
世話役:佐藤 眞樹 

目次に戻る

2013年9月24日

「石垣島ダイビング紀行」第13回 DFダイビング

DFダイビング同好会第13回目のダイビングは7月2日、羽田からの直行便が開通したばかりの石垣島。石垣島は2度目だが、参加メンバーはいつも暇な横井、杉山、佐藤の3人。遠藤さんは腰を痛め、三木さんは御親戚の御不幸が有り、松本さんは久米島で潜る先約が有り不参加。ダイブハウスは西表島でお世話になった「うなりざき」。パラオで世話になった「DAYDREAM」の母体だそうだ。ホテルは東横インで安い上に部屋も清潔で、朝飯のバイキングも美味しかった。

動画を掲載いたしましたのでご覧ください。
(大きく見るにはこちらをクリックしてください)

初日の1本目のタートルガーデン、2本目の米原ダブルリーフで肩慣らし。太陽の日差しが海の中まで差し込み、色彩も鮮やかなサンゴの周りを群舞するハナゴイ、ルリスズメダイやキンギョハナダイなど小魚の群れを愛で、この辺りでは大物のカスミアジやアオウミガメと一緒に泳ぎ、5月以来のダイビングの感触を確かめた。3本目は愈々マンタシティーと呼ばれるポイントに潜り、じっとマンタの登場を待ったが、遂に現れなかった。

こんなことは初めての経験。パラオでマンタに毎日遭遇した時、同行の松本さんが「今までマンタのポイントで何回も潜ったが未だ一度も出会っていない」と言うのを聞き、「我々は出会わなかったことなど無かった」と自慢したものだが、残念ながら今回は神様がそう決めたのかも知れない。翌日もマンタスクランブルと言うポイントでマンタを待ったが、この日も会う事は出来なかった。今までの幸運を神様に感謝して帰途についた。その晩は三寿司と言うお店でお寿司を楽しんだ。

2日目はまずグルクンの根(岩場)で潜った。グルクンは沖縄では刺身や唐揚げにして食べ、皆に親しまれ、県魚にも指定されているタカサゴの仲間で、大きな群れを作って泳いでいる姿は壮観である。昨晩の寿司屋では売り切れで食べられなかったので、ことの他、グルクンの群れが美味しそうに見えた。2本目のシードーと言うポイントでは本当に逆さに海中に浮いているサカサクラゲや岩穴や亀裂でお腹を上に向けて浮いているアオギハゼ、砂礫底でホバリングしながら旗竿の様に長く伸びた背びれの棘をピッピと振っている可愛らしいハタタテハゼ、海水ごと動物プランクトンを取り込み、エラで濾過して食べる為、大きな口を開けたまま大群で泳ぎ回るグルクマの群れは中々迫力が有る。皆の要望強く再度マンタに遭遇すべく、昨日とはポイントを変えてマンタスクランブルに挑戦したが、今回も何故かマンタは現れなかった。このポイントではマンタが寄生虫を掃除して貰うべく、ベラの集まる岩山にやって来るそうだが、一度に数匹のマンタが集まる事も多いそうで是非その光景を見てみたかったが、今回は諦めざるを得なかった。夜は大枚をはたいて、石垣牛のステーキに舌鼓を打った。

3日目、太陽がギラギラ輝いているのは変わらないが、南風が強く、一旦は大物を求め、離島で潜るべく出発したが、風と波が激しく、諦めて竹富島の島影で潜る事になった。大仏、三つ石、浜島東などのポイントではサンゴ礁に集まる各種のスズメダイやテンジクダイ、スミレヤッコやクマノミやグルクンの子供など小さな色鮮やかな小魚が多く、恰もサンゴの礁の保育園と言ったところ。夜はタクシーの運ちゃんが観光客でなく、地元の人が良く行くと言って紹介して呉れたお店で思い切りグルクンの唐揚げや珍味のナポレオンの刺身、ゴーヤチャンプルなどを楽しんだ。確かに美味しかった。

我々にとっては最後の4日目もマンタが見えたと言う知らせは仲間の間でも無いとのことで風もきついこともあり、竹富島の島影で潜った。1本目の竹富北ポイントはキャベツの様なリューキューキッカサンゴが海底一面に茂っており、その周辺を当地でも珍しいマダラタルミの幼魚やイロブダイの幼魚、ウスモモテンジクダイなどが群れており、砂地ではこれまた珍しい枯葉が浮いている様なカミソリウオのペアなどが居り、2本目のジャガイモと言うポイントでは各種スズメダイの群れ、ノコギリフエダイやヨスジフエダイの大群に真っ赤な色をしたキンギョハナダイの群れが正に太陽の光を浴びて群舞していた。そして最後のポイントはリトルクリーチャーズホームと言う正に小動物の世界でニセアカホシカクレエビとかイソギンチャクモエビや、ウミトサカとかウミシダと言った色鮮やかな海藻の周辺に溶け込むように頭を下にしてひっそりと浮いているニシキフウライウオなどに挨拶をして、今回のダイビング打ち上げとした。陸での打ち上げは金牛と言う焼肉屋。サシの入った石垣牛のロースやカルビを堪能した。土地土地の美味しいものを食べると言うのも我同好会の基本方針であるが、今回は流石にカラオケに行きつくまでには至らなかった。筆者が若い女性をナンパすると言う役割を今回は何故か遠慮した結果でもある。

今回の石垣島は日本のダイビングスポットとしては昨年日本一に輝いたそうだが、タヒチ、パラオ、セブ島等に比べると、ロウニンアジ、バラクーダなどの大型の魚には余りお会いできず、もう一つ物足りない感じがしたのは小生だけだろうか?どこからか「未だ君達は本当のダイビングの良さが判っていない」と言うお叱りが飛んで来そうだが、オーストラリアのグレートバリアリーフに行く前に1度パラオのペリリュー島に行ってみたいなと思っている。今回、正式に松本さんがダイビングの縁でDFに加入する事になったが、DFの皆様も3日、3万円でパーミットは取れるので是非ご興味の有る方は同好会メンバーに御連絡戴きたいと思います。又はDF以外のお仲間でダイビングにご興味の有る方を御紹介戴ければ幸甚です。

以上

目次に戻る