2017年1月24日 更新
テーマ / イベント名 | 実施日 | 場 所 |
---|---|---|
DF蕎麦打ち同好会12月例会〈蕎麦巡り〉 | 12月15日 | 「九段 一茶庵本店」 |
「信州そば」の産地(伊那・高遠)を訪ねる旅 | 10月23-24日 | 「信州そば」の産地(伊那・高遠) |
10周年「手打ちそばと音楽を楽しむ会」 | 7月30日 | 千代田区「高齢者活動センター」 |
DF蕎麦打ち同好会6月例会〈蕎麦巡り〉 | 6月17日 | 雑司ヶ谷「そば処 和邑」 |
DF蕎麦打ち同好会4月例会〈蕎麦巡り〉 | 4月22日 | たまプラーザ「風来蕎」 |
DF蕎麦打ち同好会3月例会〈そば道場〉 | 3月24日 | 千代田区「かがやきプラザ」 |
DF蕎麦打ち同好会2月例会〈蕎麦巡り〉 | 2月18日 | 北品川「しながわ翁」 |
1/15蕎麦打ち同好会〈初打ち〉 | 1月15日 | 千代田区「かがやきプラザ」 |
■ 蕎麦打ち同好会12月例会〈蕎麦巡り〉
2016年12月15日
蕎麦打ち同好会の1年を締めくくる蕎麦巡りが忘年会を兼ねて「九段 一茶庵本店」にて開催されました。
当店は蕎麦打ち名人で「一茶庵」の創業者でもある片倉康雄氏の次男の英晴氏による西神田店の流れをくみ、平成2年現在の九段下に移転開業の名店です。
今回市古代表が片倉氏の「一茶庵」の系譜を調べてみたところ、大正15年新宿に蕎麦屋「一茶庵」を開業、高い美意識と才能を発揮しそばの技術を磨き、平成7年没するまで生涯かけて理想のそばを追求し「そば名人」と呼ばれています。その技術は片倉氏の一族やその技に惚れた方たちに伝承され、氏の蕎麦打ち技術追求の遺志は多くの蕎麦職人に継承されています。現在では「一茶庵」直営店、系列店合わせ全国に700人を超える弟子や孫弟子が「一茶庵」の味を広めています。会員の皆さんも「一茶庵」の看板を見かけたり、食事をしたご経験が多々あるかと思います。
蕎麦前は前菜の玉子焼き、焼き味噌、板わさに続いて、合鴨ロース、煮物、天ぷら、特に合鴨のロースは油も乗って味が濃く、甘みもありお酒や蕎麦の相性も抜群、必然とお酒が進みました。締めは当然手打そばです、今回は「せいろ」に「田舎蕎麦」を供していただきそれぞれの食感を得ることができました。
ところが、この「九段一茶庵」が12月29日に閉店ということが横井顧問の情報で判明、御主人が最後に「長い間ありがとうございました」のご挨拶がありました。会員の「なぜ」とか「残念ですね」の問い掛けに、ご主人は言葉を濁し事情や理由などのコメントはありませんでした。
以前も当店を利用しましたが今回の蕎麦巡りが最後の機会となったわけです。
そこでの筆者の俳句を一句(今年から始めたもの)
![]() |
◇ ◇ ◇
*蕎麦巡り参加者 11名(順不同・敬称略)
佐藤 星出 安藤 牧野 原 丹下 岡田(隆)横井 瀧田 市古 相原
以上
(相原記)
■ 「信州そば」の産地(伊那・高遠)を訪ねる旅
2016年10月23日&24日
「江戸のそばの源流を探る旅」そして「新そばと松茸と紅葉を楽しむ旅」と銘打って2016年の蕎麦打ち同好会の一大イベントが10月23日(日)と24日(月)に開催されました。今回は、東に南アルプス、西に中央アルプスと3000m級の山々に囲まれ、その間を天竜川や三峰川が流れる雄大な自然の景観が広がる長野県伊那市を訪問する旅です。伊那市は信州そば発祥の地として、日本でも有数の蕎麦の産地であるとともに、同市の高遠町のあった高遠藩と共に歩んできた「高遠そば」の長い歴史があるところです。
実は、昨年訪問した南会津大内宿で食べた「高遠そば」の美味しさに感動し、本家本元の伊那・高遠を訪問してみようということで今回の企画が始まりました。
初日(10月23日)
23日8:35発の中央道高速バスで、秋晴れの素晴らしい天候のなか、参加総勢13名は新宿バスタを出発し、予定通り12:00に伊那市に到着。待たせてあった貸切バスに乗り換え、同市の高台にある「みはらしファーム」の「名人亭」にかけつけました。ここで新そばの香り豊かな天せいろの昼食をとりました。今年はじめての新そばに感謝感激です。
同市は町おこしの一環として「そば振興」を図っており、この日も「第5回信州伊那新そばまつり」がみはらしファームで開催されておりました。利き蕎麦コンテストや素人蕎麦打ち体験コーナー等のイベントと共に、「アマチュア蕎麦打ち世界大会チャンピオン」よる蕎麦打ち披露がありました。
蕎麦打ち同好会のメンバーは、世界チャンピオンの技を盗もうと初めから終わりまで食い入るように見つめ、あまりの熱心さに進行司会者より何者かという質問をうけるありさまでした。さすがチャンピオンという技に接することができて、各自の技量の向上に役立ったことでしょう。
この後、近くの仲仙寺に移動しました。このお寺は平安時代の慈覚大師の開基と云われ、千年以上の歴史のある厳かな観音霊場でした。それから伊那食品工業がスポンサーである「かんてんぱぱガーデン」を訪問しました。四季折々の山野草が美しいガーデンで、日本初の寒天レストランをはじめお食事処も充実していました。伊那食品工業は48期連続増収増益を実現した会社で、社是として「いい会社を作りましょう」を掲げている会社です。
23日の観光も終了し、16時に伊那パークホテルにチェックインして小休止後、今回の旅の2つ目の目的である、伊那市高遠町の「竹松旅館」に向かいました。
この旅館は「マツタケ旅館」とも呼ばれているそうで、松茸づくしの夕食を堪能しました。
松茸の刺身、松茸の寿司、松茸の味噌漬けにはじまり、松茸の土瓶蒸し、松茸の網焼き、松茸なべに松茸ごはんと、これでもかこれでもかというぐらい次々と松茸がでてきて、参加者の1人は「老後人生の松茸を全部食べつくした感じ」という感想をもらしておられました。満足度の高い松茸コースであったと思います。
2日目(10月24日)
2日目の24日(月)も「天高く馬こゆる秋」を思わせるような爽快な快晴の旅行日和でした。この日は市内から高遠町を通過して秋葉街道にでて、「美和ダム」を見学しました。道中、秋葉街道のあれこれにつき横井さんより詳しい説明がありました。このダムは高さ69.1メートルの多目的ダムの人造湖です。この後、道の駅「南アルプスむら」に立ち寄り、地場の特産品を見ながら、家族思いの発露でしょうか、皆さん旺盛な購買意欲を発揮していました。別名「伊那日光」とも呼ばれる重要文化財の熱田神社に参拝し、ついで桜で有名な「高遠城址公園」を訪ねました。この城はかの山本勘助が縄張りした堅城で、名君の誉れの高い保科正之も高遠城主でした。この公園での紅葉を期待しましたが、残念ながらやっと色づき始めたばかりで見ごろではありませんでした。
そこで見学もそこそこに、予約を受け付けない高遠町のそばの人気店のひとつである「壱刻」に向かいました。13名という大所帯なので、事前通知のため電話したところ、「先般、電話頂いたかたですね。本日は特別なそばを3種類用意して待っていますので、すぐお越しください」との嬉しい返事。期待に胸を膨らませ、3種類のそばを賞味しました。
1つ目は十割そば「まる」。生粉打ちしたのど越しのいい細打ち十割そば。一同これにまず度肝をぬかれたようでした。2つ目が粗挽きと細粉挽きの粉をブレンドし平打ちにした、しっかり噛んで食べる十割そば「ますらを」。店主推薦の塩で食べるとほんのりと甘みも感じられてさらにビックリ。
3つ目が粗挽き製粉のもっちりした味の濃い中太十割そば「くろ」。3種のそばに一同感心しきりで、信州そばのルーツである「高遠そば」の歴史の深さをまざまざと見せつけられた思いで、東京ではなかなか味わえない貴重なそば体験でした。
無類のそば好きと伝えられる高遠藩主であった保科正之は、1636年山形藩、1643年福島会津藩に転封する時も、そば職人を連れて行ったと伝えられています。のちに4代将軍家綱の後見役として江戸に詰めたときも、好んでそばを食し、江戸のそば文化に大きな影響を与えたといわれています。蕎麦打ち同好会として2014年に山形、2015年に南会津を訪問していますが、今回の伊那・高遠の訪問で、そば切りの伝播を巡る一連の旅の1つが完結したことになります。
信州そばのすばらしさの余韻もさめやまぬ中、帰途につくべく杖突街道に入りました。途中、杖突峠での壮大なパノラマに圧倒されて、天候に恵まれた今回の旅も終わりとなりました。
*参加メンバー(順不同・敬称略)
安藤、原、牧野、坪井、横井、三宅、佐藤、市古、相原、丹下、長谷川、岡田(俊)、瀧田
以上
(蕎麦打ち同好会 瀧田記)
■ 10周年「手打ちそばと音楽を楽しむ会」
千代田区高齢者活動センターでボランティア実施(7月30日)
恒例となった千代田区高齢者センターでの「手打ちそばと音楽を楽しむ会」は、新しく場所替えした九段の会場「かがやきプラザ」で7月30日(土)に開催された。
高齢者活動センター主催の「手打ちそばと音楽を楽しむ会」は平成18年12月30日に第1回が開催され、今夏で10年目の第20回目を迎えた。平成17年に創部されたDF蕎麦打ち同好会は、第1回目から支援を続けている。実は、最初にこの催しを開いた時は、主催者の高齢者センターも我々蕎麦打ち同好会も、双方ともおっかなびっくりであった。果たしておいしいと言って貰えるか、事故は無いか(⇒ 当時の記事はこちら)。
初年度は蕎麦試食会という名目で30食から始めた。現在は地千代田区在住のゲストと職員、同好会メンバー、音楽会の出演者分を含めて110食を作っている。蕎麦打ちだけでなく、蕎麦を食べた後の余興として音楽会も請け負っている。
![]() |
![]() |
![]() |
当日のチラシ | ウェルカム・ペーパー | 音楽会のプログラム |
今回の蕎麦打ちボランティアには、11名の蕎麦打ち同好会メンバーが参加した。早朝8時に集合し約3時間で110名分の蕎麦を打ちあげた。美味しい蕎麦を供するためには、良い蕎麦粉を用意する必要がある。今回も茨城県から前の日に着くよう手配をしてあったが、運送屋の手違いで着荷は当日となってしまった。冷や汗ものである。蕎麦つゆもいつものように手製を用意した。
当日の担当は、蕎麦打ちを中心に作業する人、茹でる係、蕎麦湯係、配膳係りと分かれている。これも長年続けた結果として色々なノウハウが蓄積されてきた。当日来場のゲストには常連もいらっしゃる。「おいしかった」の一言で蕎麦打ち作業の疲れも吹き飛んでしまう。
⇒ 「蕎麦打ち」のビデオはこちら(会員限定)
⇒ 「音楽会」のビデオはこちら(会員限定)
蕎麦を食べた後の余興は、夏の会ではDF会員の三枝さんの仲間のコーラスグループ「ザ・セインツ」のコーラスがお馴染となっている。お互いに顔見知りになっているので、極めてなごやかな雰囲気である。主催者の希望もあり、歌詞カードを配って、参加者全員で歌う部分を多くしたのも好評の原因の一つである。会が終わって、「本当に良かったね」「これが本当の大人の会ね」という言葉を聞くと、次回も頑張りたいという気持ちになる。
(蕎麦打ち同好会 顧問 横井時久)
■ 蕎麦打ち同好会6月例会〈蕎麦巡り〉
蕎麦打ち同好会の6月蕎麦巡りが会員12名の参加で、雑司ヶ谷の「そば処
和邑
」にて開催されました(6月17日)。当店は鬼子母神西参道の入り口の近くに位置し、決して好立地とは言えませんが着実に蕎麦通の評価を得ているお店で、今回は幹事の滝田さんのアレンジで開催の運びとなりました。
店主は片倉康雄氏の一茶庵系で修行したのち平成8年開業。店構えはこじんまりした割烹風で店内は家庭的な雰囲気で席数は全部で15名程、当日はほぼ貸し切り状態での蕎麦巡りとなりました。
まず、蕎麦は蕎麦粉に拘った風味絶品なもので、十割蕎麦にしてのど越しも良く、続けての4色の変わり蕎麦は、蕎麦の実の中心部のそば粉での真っ白なもの、やや太めで色もやや黒い田舎蕎麦、しその葉を練り込んだ「紫蘇切り」なども堪能することができました。
蕎麦前の冷酒と共にいただいた料理はそれぞれ丁寧に調理され、店主と女将さんの心のこもったものばかりでした。麦酒に最適な「揚げそば」、蕎麦の実を使った「蕎麦焼き味噌」、蕎麦屋さん独特のふんわりとした「玉子焼き」、合鴨を使っての珍しい「合鴨ウィンナー」、蕎麦粉で作った「蕎麦豆腐」「天ぷら盛り合わせ」等々日本酒や焼酎とともに楽しいひと時となりました。
飲みながら、食べながらの会話にはいつもの健康に関するものに加えて、前日の会員の小滝さんによるエクアドルの講演の話や、今秋の当同好会の一大イベントである蕎麦旅行の話題など尽きないものとなりました。
当店は常連も多く、人気店となっている理由は店主のそば粉の拘りや蕎麦打ちの腕に加え女将さんの笑顔と細やかなサービスによるところも大きく、またお二人の十分目の届く範囲の規模でお客様に提供していることにもあると実感しました。
DF会員の皆さんもご家族や蕎麦好きなご友人との会食にもってこいのお店と推薦させていただきます。
(相原記)
■ 蕎麦打ち同好会4月例会〈蕎麦巡り〉
蕎麦打ち同好会の4月蕎麦巡りが〈風来蕎〉にて会員12名の参加を得て行われました。今回開催の風来蕎は田園都市線のたまプラーザ駅至近に位置し、ミシュラン5年連続一つ星獲得の名店です。
以前より蕎麦巡りの候補店でしたが、移転し駅に近くなったことや店の規模も大きくなったのを機会に訪れることになりました。
当日は開店時より予約客を中心に満席の状況で、この沿線での人気そば店となっていることを伺わせるものでした。
ミシュランの星を連続して獲得しているだけあって蕎麦も料理も厳選した材料で一つ一つ丁寧に作ってありお酒ともどもおいしくいただきました。ですが、店が大きくなり利便性も増したため顧客への対応面、特にサービス面、料理の提供タイミングなど規模について行ってないものを感じたのは残念なことでした。
当日のそば粉は“常陸秋そば”(新潟産)ということで、同好会がそば道場の際に使用しているもの(茨城産)と同種で、その薫り高いおいしい蕎麦が評価されているとのことです。
〜〜〜風来蕎及び懇親会模様〜〜〜
〈風来蕎〉について
吉田店主の拘りが色々な面に出ていて、目指しているものは「そばを取り巻くすべてのことで「おもてなしの心」を表現しようとしているところです。
- 手打そばの拘り
そば粉:無農薬、有機栽培された新潟産常陸秋そば、石臼手挽での自家製粉
だし:鹿児島産の本枯節、天然の羅臼昆布でだしを取り、醤油は有機栽培の国内産
大豆と小麦使用の天然醸造のもの。みりん、砂糖も選別。
- 料理の材料も拘りを持ち、自家製の湯葉や燻製、おぼろ豆腐、自然薯、春の山菜、秋のきのこは産地直送、また高度な浄水器使用の安全と美味しさを追求した水使用等々。
(相原記)
■ DF蕎麦打ち同好会3月例会
皇居の桜は開花宣言直後の時期とあって、これからといった状況でしたが、お堀の水面に映った石垣や木々の緑はいつも以上に華やいだ空間となっていました。
蕎麦打ち同好会の3月例会、そば道場が12名の会員の参加を得て九段のお堀に面した千代田区の「高齢者活動センター」にて開催されました。今般新しく会員となった猪野久仁朗さんも横井師範のサポートの下4〜5人食分にあたる5百グラム二八蕎麦の初打ちに挑戦、<水回し→練り→延し→角だし→本延し→畳み→切り>の一連の流れを見事に完遂。
今年の同好会の目標の一つは<蕎麦打ちスキル>の一層の向上です。今回も主に横井さんと市古さんの指導を中心に各人蕎麦打ちに精を出しましたが、出来栄えについては本人の納得度にもよりますが様々なものでした。ですが会員の蕎麦打ちのレベルは回を重ねるごとに着実に向上しているものと思っています。何せ蕎麦打ちは奥の深いもの、そば粉の種類、気温、湿度、加水量等々の諸条件と当人のスキルの産物です、引き続き一同おいしい蕎麦を目指して努力したいと思っています。
掲載の写真は、新会員の猪野さんが横井さんや牧野さんの熱心な指導を受けながら蕎麦打ちしているものです。
最後に猪野さんの今回の体験談です。
「食材が良くて、打ち立ての蕎麦は驚くほどうまいです。初打ちですが、横井師匠のご指導の下、何とか終了。太さは不揃いながら作品制作の満足感あり。家で教わった通りに茹でて、家族で味見しました。食べる前はへんなものを食わせるなという顔をしていたのが、食べてびっくり、次回が待ち遠しい !!」
尚、蕎麦打ちの道場としてお世話になり、またボランテイアー活動の「蕎麦と音楽を楽しむ会」の運営窓口である千代田区高齢者活動センターの吉村さんがご退職で、ご後任は椎木さんになりました。
吉村さん大変お世話になりました、椎木さんよろしくお願いします。
(相原記)
■ DF蕎麦打ち同好会(2月例会)
蕎麦打ち同好会2月例会の蕎麦巡りが「しながわ翁」にて開催されました。蕎麦、蕎麦つゆは勿論、蕎麦前の各種料理、サービスも申し分なく、DF会員の皆さんも機会がありましたら是非お訪ねいただきたい手打ち蕎麦の名店です。
蕎麦打ち同好会、2月例会は“蕎麦巡り”として実施されましたが、今年初めての顔合わせの会員も多く遅まきの新年会を含めた楽しい懇親会となりました。
〈今回の蕎麦巡り会場〉「しながわ翁」
2016ミシュランガイド東京にも掲載されている蕎麦の名店です。当店のご主人、高野幸久さんは高橋邦弘名人の下で「長坂翁」で修業し平成12年当店開店。北品川駅5分。1階がお客スペースと調理場、2回が石臼で蕎麦を手挽きする拘りの大変人気のある蕎麦屋さんです。(写真はお店の玄関先)
実は当店訪問は同好会で2度目になります。前回は5年ほど前に訪れていますが、その際の会員の印象も深く、再度企画してほしいとの要望が強かったためですが、今回ご主人の計らいで、13名もの参加でほぼ貸切状況での開催となりました。やはり「翁」の名を看板にしている通り、蕎麦前の、味噌焼、卵焼、辛み大根、菜の花和え、天ぷら等の各種料理は店主自らの一品一品丁寧に作られ夫々美味しいものでした。
締めは二八のざるそば、厳選した蕎麦粉に加え、挽きたて、打ちたて、茹でたての三拍子そろった上に、蕎麦つゆも江戸前の若干辛い、醤油と鰹だしに椎茸のうまみも入った評判通りの味を堪能しました。
人気店であると共に会員の再訪の希望があったことも十分うなずける蕎麦巡りとなりました。お酒と美味しい料理を楽しんでいる会員の笑顔は写真でご納得いただけるものと思います。
最後に当店の店主のHP上に記載されている心意気を記します。「師匠の蕎麦を目標とし、食べた時に気持ち良いと感じて戴ける様、日々精進してまいります」まさにその気持ちのこもったお店での蕎麦巡りでした。
(相原記)
■ 蕎麦打ち同好会の今年の初行事(1月例会)
"蕎麦初打ち" が新装なった千代田区「かがやきプラザ」内
高齢者活動センター厨房にて実施されました
千代田区サイトより |
年末恒例の千代田区高齢者センターで実施している一大イベント「年越し蕎麦を楽しむ会」を成功裡に平成27年度を締め、新年度のスタートを切りました。
1月は例年通り蕎麦の "初打ち" となりました。参加会員8名、蕎麦粉:常陸秋そば、つなぎの小麦粉、打ち粉:茨城産、二八にて800グラム、500グラムを初打ち。メンバーの多くが年末年越し蕎麦を打っていますが、年明けての蕎麦打ちはまた新鮮なもので軽やかな木の音が室内に満ちいつもながらの楽しい会になりました。
今回から訓練会場が従来の神保町の「高齢者センター」から九段下の新装なった「かがやきプラザ」内「高齢者活動センター」へ移りました。当センターは新年よりスタートしたもので作業場、厨房は初利用となりましたが、会場の広さ、明るさ、動線等申し分ない状況となっています。蕎麦打ちと後片付けの様子をスナップでご覧下さい。
夏と年末の2回、当センター主催の行事にDFが協力して実施している「手打ち蕎麦と音楽を楽しむ会」での美味しい蕎麦の提供のためにも、会員一同蕎麦打ちの腕をより上げることを目指したいと思っています。
なお今年の同好会の活動計画は、蕎麦打ち訓練の「蕎麦道場」、蕎麦・蕎麦前・お酒を楽しむ蕎麦巡り、秋の蕎麦旅行(予定長野)、高齢者活動センターのボランティアー活動と基本は従来と変わりませんが中身の充実を図ってまいります。