三宅宏会員(1405)は大学時代にゼミで学んだマーケティング理論をもとに、キッコーマンで、ヒット商品となった「うちのごはん」を開発商品化しています。
三宅さんはK大学の恩師村田先生から人生マーケティングを学び、多くの失敗を重ねながらもマーケティング人生を実践。昨年、非常勤顧問となり時間が出来たところから、人生を振り返り、やり残した夢である本の出版をする決意をしたそうです。
マーケティングともう一つのライフワーク「江戸」を掛け合わせて、「マーケティングは江戸時代に学べ」の企画書を30社近い出版社に送り、そのうち、一番最後に面談した中堅の出版社の編集者から「三宅さんが本当に書きたい生涯使える本物のマーケティング本を書きませんか。うちから三宅さんの処女作を出させてください」と言われたそうです。以下、ご本人の推薦文です。
この本の目的は、小難しい専門知識を身につけることではなく、マーケティングの根っことなる原理原則や考え方を身につけてもらうことです。枝葉の部分は思い切ってそぎ落としています。マーケティングを知らない人でも事例を豊富に取り上げているため、楽しく読めて分かりやすい1冊です。
マーケティング視点を持っていると面白いです。何気なく飲んでいるコーヒーも、手に持っているスマートフォンも、乗っている車もこれから食べるご飯も、身の回りにあるモノやサービスはマーケティングで解き明かせるのです。世界はマーケティングでできているともいえるのです。 (三宅宏)
- 第1章 マ―ケティング3原則 ①顧客の特定「Who」
- 第2章 マ―ケティング3原則 ②価値創造「What」
- 第3章 マーケティング3原則 ③顧客満足の仕組み化「How」
- 第4章 横串原理 ①ブランディング「Branding」
- 第5章 横串原理 ②関係性構築「Relationship Marketing」
- 第6章 シンマーケ マーケティングの新潮流と江戸老舗マーケティング
署名「 世界はマーケティングでできている 」272ページ、 総合法令出版社 税込1,650円。著者 三宅 宏 発売日3月19日(実際は3月8日発売予定)
三宅さんに関するDFのホームページでの過去記事:
- メンバーズエッセイ: NY見聞録 最新小売業事情
- メンバーズエッセイ: 江戸は食のワンダーランド
- 第148回DF経済・産業懇話会「食品の新商品開発から学ぶマーケティング」