(最終更新日: 2012年6月22日 )
スキューバ同好会
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昨年11月のタヒチに続き、同好会としては4回目のセブ島で5月8日から13日にかけて潜った。メンバーはいつもの遠藤、横井、杉山、三木に佐藤のフルキャスト。
現地ガイドと共に |
巨大甚平ザメをキャッチ |
今回は初めてセブ市の近くのマクタン島にした。マクタン島はマゼランが世界一周大航海の最中に酋長ラプラプに率いられた土民との戦いに敗れ、殺された島として有名である。抜ける様な青い空、白い雲、水温30度、透明度25Mの絶好のコンディションで、美しいサンゴ礁に群れる熱帯魚やロクセンスズメダイ、ヒメツバメウオや銀河メアジ等の大群に囲まれ、心行くまでダイビングを楽しんだ。初日の朝ダイブサイトに向かう船の中でセブ島の南端のサンタンダールでは甚平ザメ(英語名:whale shark)が90%の確率で見られると聞いた。サンタンダールにはこれまで3回も潜りに行ったが、甚平ザメの話は聞いたことが無い。スミロン島の近くでオキアミ等のプランクトンが異常発生し、甚平ザメが回遊して来る様になったと言う。車で往復6時間掛るが衆議一決、3日目に会いに行く事にした。
当日、朝5時に起きて出発。甚平ザメやマンタは捕食時には水面近くを泳ぐので、朝一のダイビングで水面下6〜7Mを水平に移動して観察する様にインストラクターから指示を受けた。飛び込むと目の前に体調10Mは下らない巨大な甚平ザメが居た。息を呑むほど感動し、夢中になってカメラのシャッターを押し続けた。その中に2〜3匹の甚平も加わった。大き過ぎて近づくとカメラに入らないし、全体を撮ろうと遠ざかると透明度の限界に来て、映像がぼやけてしまう。バディーがサメを背景に僕の写真を撮ってくれたが、今一だった。あっと言う間に40分は過ぎてしまったが、水族館なら兎も角、野生の甚平ザメを見る事が出来たのは勲章物である(その様子を下のビデオでご覧ください)。
最終日はマクタンでビデオを撮りながらのんびり2回ダイビングし、午後はセブ市の市内観光に出掛けた。セブのマーケットに並ぶ品物は殆どが韓国製と中国製で日本製は殆どお目に掛らない。逆に中韓の評判の悪さの裏返しで占領国だったにも拘わらず、日本には人々は極めて好意的だと言う。又、最低賃金は1日800円位で、日本のアルバイト時給が800円であるのに比べると賃金、物価は約10分の1位の感じ。尤も最低賃金を貰える人は極めて恵まれた人だけだそうだ。
最後に一つ。熱帯魚の多くはオカマだと言う新発見。群れの1番体の大きいのがメスで他はオスだが、メスが死ぬと2番目に体の大きかったオスがメスになるのだそうだ。あれやこれやで海の中は実に面白い。皆さん、是非一度我々と一緒に潜りに行きませんか?次回は1月にオーストラリアのグレート・バリア・リーフに挑戦する予定です。
レポーター:佐藤 眞樹
以 上