環境部会トピックス

平塚・ゆるぎの里作業報告

撮影:保坂 洋
2024年5月8日

環境部会自然保全活動分科会では、春の光が降り注ぐ4月10日(水)に、本年1回目の平塚のゆるぎの里ハイキング道整備作業を行いましたのでご報告致します。

日和

日和

前日の大雨がうそのように晴れて、絶好の天気でした。一週間前の天気予報では雨でしたが、皆さんの行いが良かったせいか予報は晴れに変わり、一日中良い天気で、散策にも整備作業にも最高でした。いつものように中央日土地様の事務所に伺うと皆様が出迎えてくれました。中央日土地の総括次長冨樫様から中央日土地様が保有する「湘南平塚ゆるぎ 里地里山」が環境省の「自然共生サイト」に認定されたとのお話があり、私達からはお祝いの言葉と今後もお互いに協力して整備を進めて行きたい旨の話を交換しあった後、事務所2Fで着替えをして、桜咲く里山の中を現地に向かいました。

ゆるぎの丘で昼食

遠く富士山や大山をはじめとする丹沢連山を見やりながら歩き、いつものようにゆるぎの丘に登りました。大きなえのきの木の下で、菜の花や山桜を愛でながら、各自が思い思いに買ってきた弁当、おにぎり、サンドイッチなどで昼食を摂り、写真撮影をした後、各自、のこぎりや手ノコ、スコップ、かけや(大ハンマー)等の得物を携えていよいよ作業場所に向かいます。 メンバーは木村、矢澤、矢野、藤谷、平井、高橋の合計6名。今回は丸太橋の補修がメインです。

丸太橋の視察

丸太橋の視察

丸太橋に着いて、早速状況の確認です。前回訪れた時は丸太の内、一本だけ痛みが激しいように見えましたが、今回のチェックでは土台もかなり傷んでいて、できれば土台も含めて全体を付け替えた方が良いと判断しました。早速、丸太の長さを測定し、2組に分かれ、まずは最初の組が丸太を探しに出かけることにしました。

丸太探しと階段の視察

丸太探しと階段の視察

まずは平井Lが目星をつけていた倒木を探しに向かいました。枯れ葉で覆われた遊歩道を歩き、尾根に登る急坂に到着し、階段の状況を視察しました。大きな被害はありませんでしたが、1、2カ所のステップについては補修が必要でした。しかし、まずは丸太の調達を優先することにし、階段は時間があれば補修することにしました。

尾根を登って、目星をつけていた場所に到着。早速、平井L持参の両刃ノコギリで倒木の切り出しにかかりました。3本切り出したところで、そのうちの1本を3人で担いで慎重に戻ります。途中の急な坂では足元が滑り往生しましたが、何とか丸太橋に戻り、残っていたもう一組と交代です。

丸太の調達

2組目は尾根を更に登り、鷹取山のふもとのJR東海が新幹線用高圧電流の電線の安全確保のため、広く伐採したところに到着。木の選定、切り出しでは樹木医の矢野さんが大活躍。事前に中央日土地様からの許しを得ていましたので、ちょうど良い伐採木を丸太橋の長さに切り出しました。さらに捨ててあった木の中から土台にちょうど良い堅い木も見つけることが出来ました。

それらの木を転がしたり、抱えたりしながら怪我をしないよう気を付けながら下山し、丸太橋に戻ります。皆、無我夢中で作業しているうちに、いつしか予定時間も超えてしまいましたので、今回は丸太の結束、土台の取り換えはあきらめ、次回に行うことにしました。階段の補修に行っていたメンバーを呼びよせ、丸太橋の前で記念撮影。

帰路

今回は相当頑張って作業をしたおかげでとても良い丸太をそろえることが出来、皆、満足感を味わいました。帰路は途中で2組に分かれ、1組は富士山を見に、もう一組は霧降の滝の脇を通って帰ることにしました。それぞれの組が着替え場所である中央日土地様の作業事務所へ無事到着。帰りのバスに間に合わせるため、大急ぎで着替え、中央日土地様と活性化協議会の方々にご挨拶をして出発です。いつもお世話になっている山岸さんから新鮮でみずみずしいブロッコリーをお土産にいただいて、いつもありがとうございます。

懇親会と反省会

松岩寺停留所からバスに乗り、平塚駅前へ。このバスを逃すと50分バスがないところでした。いつもの酒どころで、まずはビールで乾杯。地場で取れた新鮮な刺身に舌鼓を打ち、おいしい酒を堪能し、反省会も終え、皆大いに満足して次回の集まりを約しながら、帰宅の途につきました。

次回は5月8日に実施する予定です。ご参加をお待ちしています。

以上(環境部会自然保全分科会サブリーダー高橋 淳