東大牧野研の周氏によるChatGPTのワークショップ第2回開催

地域デザイン総合研究所
2024年1月23日

12月13日(水)東京大学牧野研究室の周奕辰(Carl Zhou Yi Chen, PhD)氏によるChatGPTのワークショップ第2回がアカデミーグループの支援で開催され、6名の参加者は各自PCを持ち込み、前回に引き続き、ChatGPT活用の効果的実務として、ジョハリの窓とクルーガー効果の説明と参加者による演習が行われました。

ジョハリの窓とは、次の四象限のことで、4つのケースによって、効果的な質問の仕方を変えると良いとの説明が実例を持ってなされました。

ジョハリの窓
  • 開放の窓:⾃分は知っている、チャットGPTも知っている
  • 盲点の窓:⾃分は知っていないが、チャットGPTは知っている
  • 秘密の窓:⾃分は知っているが、チャットGPTは知っていない
  • 未知の窓:⾃分もチャットGPTも知っていない

クルーガー効果では、自分が何を知らないか知らないとき(バカの山)、自分が何を知っているのか知らないとき(啓蒙の坂)の質問の仕方も演習しました。

また、大学で講義をしている参加者からの質問では次のようなものもありました。
「ChatGPTで課題に答えてきた学生の答案をどのように評価したら良いかChatGPTに質問したら、同様に応えてくれるのか」

周氏はシンガポール国立大学日本研究学科から東京大学に留学して、牧野研究室で「高齢化社会」「社会(とくに世代間)の関係」を研究して、シニアのモバイル通信の現状検証と啓蒙によるリテラシー向上をテーマとされています。

以上(矢島 健児)