科学技術館では年に数回実験教室を実施していますが、先日担当の方から以下の様な内容のうれしいメールが来ました。
『 前回の滑車のイベント(6月9日 森山健一大先生) の参加者のお母さんから電話とメールがあり、子供がイベントの後自分で学習を深めてくれた』とのことでした。メールには子供のノートと作品の写真が添付されていて、是非ディレクトフォースの人たちにも見てもらいたいとのことですので、どうか皆様でご覧ください。
お母さんのメールには、「息子は「滑車」の教室が大変気に入り学校の自主学習の宿題のテーマにして、家にあった画用紙で滑車を作って実験を再現していました」と書かれていたそうです。
『科学技術館としてもたいへん嬉しい連絡で、ディレクトフォースのわかりやすく、子供たちの興味と理解につながるイベントに、感謝します』
子供たちが実験に興味を持ち、更に自主的に学習を深めてくれることはまさに理科実験グループの究極の目的でこれに勝る喜びはありません。
ノートを見ると復習に留まらず滑車の歴史や利用を体系的にまとめ、動滑車で物を持ち上げると軽くなることを「てこの原理」から理解しているのは素晴らしいです。また最後の感想で、アルキメデスによる滑車の発明への感動は喜ばしく、科学の戦争への利用への疑問は科学、技術に携わるものにとって考えさせられること大です。
「子供たちに理科を好きになってもらいたい」との初心を忘れずに、子供たちの興味を呼び起こせる理科実験を続けて行くことを勇気づけられるうれしい便りでした。
かみなが たかし(914)
(理科実験グループ)
(元 ダウケミカル日本)
- ※写真を含め電話、メールの内容をDFホームページの記事に転載することは了解済です