得丸英司会員(1333)が、藤沢市善行団地で開催されたシニア層を対象とした講座で講演を行いました。「孤独なシニアをなくそう」という趣旨で、⽣きがいづくりや社会参加、健康づくり、⽣活設計(ライフデザイン)、終活や⼦どもたちのことなど、様々なテーマで、各分野の専門家による勉強会が開催されました。
以下、得丸さんの解説です。
8月の猛暑のある日、藤沢市善行団地の集会所に、団地内に居住するシニアを中心に25名ほどの住民が集まりました。善行団地は、1962年(昭和37年)から高度経済成長期に開発された団地ですが、高齢化が進むとともに、建物の老朽化や独居シニアの増加など「限界団地※」の様相を呈しています。
※「限界団地」とは、住民の半数以上が65歳以上の高齢者であり、高齢化が進んだ団地をいいます。
今回の講座は、藤沢市地域共生社会推進室、善行団地みまもり会議の協力を得て、早稲田大学の久保田治助教授(高齢者教育専攻)研究室の主催で開催されました。シニア世代が第二の人生を送るにあったって、自分でより良い生活を送るために学んでおきたい大切なことの「キホンのキ」を、学んだり、話し合ったりしながら、和気あいあいの雰囲気の講座でした。
シニアの「健康」「生きがい」「終活」「地域参加」の4つのテーマでそれぞれの専門家によるレクチャーが行われましたが、「生きがい」の分野では、DF会員の活動の様子が紹介されました。「一人ではできないことでも、仲間と“集う”ことによって活動の範囲が大きく拡がることがよく分かりました」、「社会貢献から自己研鑽まで、いろいろな活動メニューがありすごいですね」という感想が聞かれました。