2024年4月19日
- 日時
- 2024年3月25日(月)13:00~15:00
- テーマ
- 渋沢栄一と「論語」 ~渋沢とフランス資本主義~
- 講師
- 長島 猛人 氏
- 場所
- スタジオ751開催 + Zoom
知楽会では今回、初めて外部講師をお招きしました。長島氏は漢文の教師であり、論語の解説は非常にわかりやすかったです。日本では論語が平安貴族、鎌倉室町武士、江戸明治の庶民など、様々な時代で解釈され、活用されてきたことがよくわかりました。
従来、渋沢の偉大さは銀行経営と「論語と算盤」という結果で語られてきましたが、長島氏は渋沢をより身近な存在として評価し、「論語」とフランス万博が彼に与えた影響について解説しました。特に、フランス万博で徳川昭武に同行した経験や、「論語」の中から資本主義的な要素を見出したことが挙げられます。また、時代背景が渋沢にとってどのような恩恵をもたらしたかも講演されました。
- 「論語」という書物の簡単な解説
- 渋沢の生い立ちと激動の青年期。
- パリは渋沢に何を教えたか。
- 渋沢は「論語」の文を企業経営に役立たせた。
- 渋沢に味方したのは地の利、人の和より天の時であった。
長島猛人氏ご紹介
- 1951年生
- 早稲田大学大学院東洋哲学科博士課程修了。専門は中国古代史。
- 1987~1988年
- 中国山西大学に客員教授として派遣される。
- 2011年
- 第60回読売教育賞最優秀賞受賞。
- 2014年
- NHK学園通信講座「論語の80のことば」担当。
現在は「論語」フリーランス教授、及び著述業。YouTube「10分で見る論語」を多数アップ
以上(
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