( 2020年3月3日 掲載 )
発行:2020年3月3日 世話役:横山 祐作 副世話役:矢島 健児 編集・文責:矢島 健児
小林慎一郎会員より以下の報告があった。
経済・産業懇話会 浅野会員より以下の報告があった。
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理科実験グループ 関口会員より以下の報告があった。
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リスクセンス推進研究会 中田秀臣会員より以下の報告があった。
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医療懇話会 赤堀智行会員より以下の報告があった。
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(要約)
『高齢化』は世界での話題になった。これから常識を変え、固定観念を破り考えていく必要がある。
『高齢化率』は全人口に占める65歳以上の人口の比率とする。7%超え:高齢化社会、14%超え:高齢社会、21%超え:超高齢社会と国連では定義する。
2060年推計で世界全体、高齢化が進む。特に日本、韓国、台湾では高齢化率が35%を超え、超超超高齢社会となる。
高齢化率が高まる中、社会保障費の拡大が財政を圧迫する要因となると共に労働力減少に伴う経済活動の停滞が懸念される。ただし人口の分布図を従来年齢が若いもの順に記述されるグラフを固定観念を変えて、老齢者の割合から積み上げて表記すると老人の人数は2020年以降変わらず一定となる。従って若者の人数が減るから高齢化率が上昇するということが明らかになる。
人間は生物学的な寿命は細胞分裂の限界から120歳と考えられる。還暦という意味には暦が1周したということで暦が2周する120年を大還暦という。人生100歳社会では2周目となる60歳以上の人生でこれからは与えられた時間、如何に楽しく、健康に生きるか幸せの形をみつけることが大切となる。
超高齢社会を健康長寿社会となるように、自律した生活の確立(存在意義を感じられる)、社会的役割と自由が確保される社会、医療・介護はあくまで自律をサポートする仕組みと考えられるようにする。
病気の原因・性質の変化過去は栄養不足、不衛生、暴力(戦争)で感染症、ケガが多かった。現在は食べ過ぎ、運動不足、ストレスで生活習慣病、老化現象とに変わった。これからは予防・進行管理が大事となる。今までの情報は60歳で人が死ぬことを前提にするものであった。そんな中現在は脳が必要の70%エネルギーを使うためこれを補うためにはタンパク質、コレストロールが認知症対策のため高齢者にも必要であるとの認識に変わった。
超高齢化社会では医療の考え方は従来は直す事に重点が置かれ、介護でも足りないものを補う、誰かに何かをして貰うことを前提に考えられてきた。しかし、これからは病気に対して予防・進行を管理すること、介護では最後まで自分で出来ることは自分でという自律した生活を目指します。そのためには誰かの役に立ち、「ありがとう」と言われ、尊敬されること、つまり常に自分の存在意義を確認することが求められる。
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2020年初めての例会が2月3日東京ウイメンズ視聴覚室Cで行われた。会場ぎっしりのメンバーが集まり、技術部会の活動報告を皮切に各部会の活動について報告された。そして、講演会の時間が迫ってきたが、講師がなかなか到着されず、これはどうなるかと思われたが、予定の開始時間10分過ぎに漸く講師が現れ、講演が始まりました。始まった途端に、江崎講師の官僚にはない魅力ある語り口で熱心に話され、皆が聞き入ってしまたった。その熱意、迫力の半分でも伝わるような要約になったか不安ではありますがまとめてみました。自分自身人生100年時代に必要な自律した生活を目指していきたいと思います。
なお、現状に鑑み、3月3日現在 3月18日までの予定は延期いたします。
(文責:矢島健児)