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海外旅行研究会

世話役 山本 明男(2021年版)

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2021年5月3日 更新

目 次

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通算回数
実施日
テーマ / イベント名
第80回
4月26日(月)

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2020年5月3日 掲載

第80回「海外旅行研究会」オンライン例会

第80回の例会は令和3年4月26日(月)Zoomオンラインで開催し、15名が参加しました。前回昨年9月にオンライン例会を開催して以来7か月ぶりとなります。変異種コロナの感染者急増で、東京都にも非常事態宣言が発令され行動が制限される中、今回は3名によるミニ発表会と後半は参加者同士の意見交換会を行いました。

第1報告は、今井会員による「また訪ねたい思い出の観光地 トスカーナ」で、これまでに7回イタリア旅行をされた中で一番思い入れの強いトスカーナに焦点を当て、美しい景勝地と美味しいワインの産地、有名なレストランなどを詳しくご紹介してもらいました。

第2報告は、丸山会員による「孫はトライリンガル:1本のビデオ、6枚の写真で紹介」で、金婚式のお祝いにカリフォルニアに住む娘と孫娘からのピアノ演奏と温かいメッセージを写真と共に紹介してもらいました。

第3報告は、保坂会員による「2019年6月 ヴェローナの円形闘技場で鑑賞したオペラ椿姫」でオペラ上演用に設営された野外闘技場で、イタリア大統領を招いたオペラ椿姫開幕初日公演の様子を、素晴らしい写真と臨場感のある流暢な語りで詳細に報告していただきました。

オンライン配信セミナーが一般化する昨今、DFの中高年会員にとって、Zoomを操作してのオンライン発表はまだハードルが高いようで、今回も通信環境不備やシステムトラブル、操作方法での戸惑いなど、スムーズに発表するまでにはまだ場数を増やす必要がありそうです。

発表会後のオンライン懇親会では海外旅行ができないジレンマが続く中、ワインの話題で盛り上がり、イタリアでは最高級ワインをグラスで飲むことができるなど新しい情報もあり、ワイン通の多い会員はまた海外に出かけて美味しい飲食を楽しむ夢を膨らませました。

次回、第81回海外旅行研究会開催時期は、今後のコロナ終息とワクチン接種・医療体制などの状況にもより未定ですが、是非対面での開催をとの声も多く、「対面+オンライン」のハイブリッド型開催なども選択肢に入れ、検討していきたいと思います。

以下は第1と第3報告の概要です。

(山本明男 記)

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icon 「また訪ねたい思い出の観光地 トスカーナ」今井 智之

今回の命題は「また訪れたい観光地」ということで、さんざん迷った挙句「トスカーナ」を選んだ。イタリアは素晴らしい観光地で、どこへ行っても楽しい。日本からローマやフィレンツェなどの都市には多くの観光客が訪れるが、地方の市町村へ出かける人は少なかろう。フィレンツェはトスカーナ州の首都でありながら、トスカーナは一線を画されるようだ。古都が多く、高評価ワインの産地でもある。そしてトスカーナ料理が大変美味しい。そこで、これらの美点を最大限満喫できるホテルとワイナリーとエノテカを紹介した。


例会
ホテル・チェルトーザ・ディ・マッジャーノ庭園

例会
古都を望むホテルの周囲

左から ①ホテル・チェルトーザ・ディ・マッジャーノ庭園と ②古都を望むホテルの周囲

先ず、全てを満足させてくれたシエナでは、“ホテル・チェルトーザ・ディ・マッジャーノ”が素晴らしいアンビエンスを提供してくれる(写真①、写真②)。ここのリストランテの料理は完璧であった。近頃のミシェラン星を求めての見た目の美しさ、奇抜さだけを追う料理人は旨味を取り戻すよい参考になる。毎年、7月2日と8月16日に“イル・パリオ”という競馬がピアッツァ・デル・カンポで開かれ、数万の人を集める(写真③)。


例会
カンポ広場

写真③ カンポ広場

銘酒“ブルネーロ・ディ・モンタルチーノ”の産地はここからそう遠くない。そこのエノテカ “オステッチオ”には厳選されたワインが豊富にあり、テラスからの景色が大変美しい。(写真④)途中、“アバチア・ディ・サンタンティモ”という古い教会と取り囲む景色が非常に美しい。(写真⑤)フィレンツェへ向かう途中キャンティを訪ね、キャパネッレというワイナリーで見学と昼食を兼ねたテースティングを楽しんだ。


例会
エノテカから眺めるモンタルチーノ

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サンタンティモの葡萄畑

左から 写真④エノテカから眺めるモンタルチーノ 写真⑤サンタンティモの葡萄畑

フィレンツェの北郊外フィエーゾレにある“ヴィラ・サン・ミケーレ”での滞在も素晴らしい。ミケランジェロが作ったファサードを残す元修道院を改造した快適空間とフィレンツェの遠景を見渡す贅沢なアンビエンスがある。フィレンツェ市街へはホテルのシャトルバスがある。かの有名な“リストランテ・エノテカ・ピンキオーリ”には以前一度だけ行ったことがある。ひとりではワイン白と赤をボトルでは飲みきれないので、グラスワインにしたが、結構高価なワインであった。


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写真⑥ ルッカの1景

写真⑥ ルッカの1景

貴族が競って高い塔を建てたサンジミニヤーノは面白い雰囲気の村である。“ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニヤーノ“という白ワインが大変美味しい。ピサにも行ったことがあるが、その内陸北に素晴らしい古都ルッカがある。教会ばかり多数ある町でも、滞在して詳しく観光する価値がある(写真⑥)。

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icon「2019年6月 ヴェローナの円形闘技場で鑑賞したオペラ椿姫」保坂 洋

今回は、Zoomによる短時間の発表のため、2019年6月の北イタリア2週間夫婦旅行のうち、ヴェローナの円形闘技場(Arena di Verona)でオペラ椿姫を鑑賞した一日に絞ってお話を致します。

アレーナ・ディ・ヴェローナは、1世紀(2,000年前)に建立、コロッセオに次ぐ規模で、夏に上演される野外オペラの会場として有名です。収容観客数は、約20,000人です。(写真①)せっかく北イタリアを旅するのだからと、やりくりして、何とか開演初日に間に合う旅程を組むことができました。


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貴賓席から見たアレーナ

写真① 貴賓席から見たアレーナ

チケット購入は、自宅からWebで直接Arenaにアクセスして行います。ネット検索で頻繁に出てくる日本の代理店を通さないことが、早く、安価にゲットできるコツです。

演目が椿姫と分かったので、浅薄でストーリーを知らない私は、東京で折よく上映していたNY METでのライブビューイングを見て、筋書きを頭に入れました。本番はイタリア語ですが、どのような場面かが理解でき、これは本当に役立ちました。

開演は21:30です。腹ごしらえをして会場へ向かうと、長蛇の列です。なかなか進まず、こんな調子で間に合うのか心配になってきました。隣の伊人の男性が「今日はプレジデントが来るのでセキュリティが厳重なのです」と教えてくれました。

ようやく入場すると、目の前に舞台と観客席が広がります。1階のアリーナ席は、フォーマルに着飾った紳士、淑女が座り、我々のすり鉢状の席には、フォーマルからポロシャツ姿まで、多様な服装の観客で満席です。

やがてマッテレラ大統領が入場、我々の席から数メートルしか離れていないロイヤルボックスに陣取りました。(写真②)舞台には200名近くの俳優全員が並んで歓迎し、そして伊国歌斉唱、感動的な幕開けとなりました。(写真③)

夜の帳が下り、華やかな舞台展開は、息をのむ美しさと迫力で、あっという間に終演を迎えました。時計は0:30を指していました。(写真④、写真⑤)


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マッテレラ大統領ご夫妻

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大統領歓迎 伊国家斉唱

左から、写真② マッテレラ大統領ご夫妻写真③ 大統領歓迎 伊国家斉唱


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椿姫パーティの場面

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紙吹雪舞うクライマックス

左から、写真④ 椿姫パーティの場面と写真⑤ 紙吹雪舞うクライマックス

好きなカメラを持参しましたが、演技中は撮影不可と思っていました。ところが、あちこちビデオ撮影しているスマホの画面が明るく光り、何とフラッシュを焚いた人もいるのです。おおらかなのですね。私も遅ればせながら、名場面を撮影できました。

この年は猛暑ということもあり、並んで体調を崩し、公演中にレスキューの手を借りて退場していった観客を少なからず見ました。シニアの我々の注意すべき点です。

外に出ると、真夜中なのに人の波また波。レストランは、テラス席も満席です。皆とても楽しそう。(写真⑥)

早くコロナが収束し、再びこの素晴らしい雰囲気を楽しむことができる日が一日も早く来るよう、願うばかりです。


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午前1時の三つの賑わい

写真⑥ 午前1時の三つの賑わい