粋山会4月定例登山

粋山会
2023年4月21日
1. 開催日
3月29日(水)
2. 参加者
(敬称略)真弓、成田、蒲生、三木、江本、中村、立石、戸田
3. 幹 事
戸田、三木
4. 実施名称
“秦野ハイキングと桜を巡る”
 吾妻山、弘法山、権現山、浅間山そして名水はだの温泉

実施報告:

最近テレビでは、そこに山があるから、低山を歩くという番組があるが、今回の定例登山は、200m強の低山で桜を見ながら歩くという計画だ。

この登山は2020年、21年にも計画したが、コロナと天候不良で実行できなかったもので、3回目の計画。今回も桜の開花状況がどうなるのか心配だったが、思い切って実施。

私を入れて8人の参加。10:30 に小田急鶴巻温泉駅に集合、天候も良く桜も見ごろのようで楽しい登山になりそうな予感。

元気よく出発、極力ゆっくりと時間をかけて歩くことにした。それは何故か。秦野では懇親会ができるところは17:00開店の店しかないからだ。

10:45 弘法山登山口着、ここから尾根道までは狭い急な坂道、一歩一歩楽しく歩を進めること5分で分岐尾根に出た。ここからは吾妻山から浅間山につながる尾根道を進む。

コナラ、クヌギの新緑が目に染み、春の山道は本当に気持ちが良い。

11:15 に吾妻山着。山頂からは江の島がぼんやりと見えた。反対側の丹沢の山々は霞んでいて、もう少し晴れてくれたらいいのにと思いながら次の弘法山に向かう。

ゆっくりとした足取りで、息も切れず話も弾む。クヌギ林のあいだに桜が見え隠れし、周りでは、白の山吹が咲き誇っていた。

12:00蓑毛への分岐のところ着く。この分岐を入ると大山まで9.5kと書いていた。距離はあるが、ちょっと行ってみたい誘惑にかられた。

右手が開けてきて、本当なら富士山が見えるところだが、今日は見えなくて残念だった。

12:30 弘法山山頂に到着。250mくらいの山で、我々と同年代の人が大勢いた。若者、子供連れの人もいたのは、ここがいいハイキングコースだからだろう。

ベンチがいっぱいだったので、鐘楼の後ろの石垣で休憩し昼食とした。

ウイスキー入り(今回はブランデーではなくジャックダニエル)の紅茶と大福をさしいれ、しばしの休憩を愉しんだ。

弘法山という名の通り大師堂と鐘楼があり、そして修験者らしき人3鐘を撞き、いい音が響かせていた。でも、一般の人はむやみに打たないで下さいという標識が出ていた。

13:00 ここからは満開の桜を見ながらの道になる。弘法山公園にはソメイヨシノが1400本あると言われているが、確かに周りは桜がほぼ満開で咲き誇っていた。出発前は桜はもう終わっていないか心配だったが、まったく心配する必要はなかった。

途中、ドウダンつつじの大きな木が2本あり、花がびっしりついていた。めったに見られないものだった。黄色の山吹も咲いていた。

権現山の登りでは左右につつじが咲き始めていた。例年よりすごく早いのではと思った。

展望台に上り360度の景色を堪能。相模湾方面、箱根の山々、そして丹沢、塔が岳、二の塔、三の塔、大山を見晴るかし、真下に見える満開の桜をゆっくり眺めた後、浅間山への下りに入る。

急な階段途中小さな子供連の親子を抜いた時、子供が「大勢のおじいさんに抜かれた」と大きな声で叫ぶ。やはり「おじさん」でなく「おじいさん」か。自分では若いつもりでいたがいたしかたない。

浅間山から名水はだの温泉に下る道は、狭いが足元は木の皮や木くずが敷き詰められており歩きやすい道だった。桜を背にして温泉に14:10に到着した。

汗はあまりかかなかったがやはり登山のあとの温泉は気持ちが良い。ゆっくり湯を愉しむことができた。秦野駅まで行ってからの宴会は止めにして、ここの食堂でいつもの反省会を実施した。

いつも通り話が弾み、アルコールも進み、ハイキングの話で盛り上がった。

健脚メンバーには少し物足りなさがあったと思うが、満開の桜、クヌギ、コナラの新緑と春を思うぞんぶん堪能した楽しい登山だったと勝手に思った次第です。

以上(戸田 邦男)