粋山会2月度定例登山
高川山(山梨百名山 約976m)

粋山会
2023年3月2日
  1. 開催日:2月15日(水)
  2. 参加者:浜口(L)、柳瀬、岡田、眞弓、成田、立石(6名、敬称略)
  3. 工程概要:

高川山(約976m)は大月の先にある山梨百名山で、富士山が綺麗に見える山としても有名である。JR初狩駅から登山が開始できるという便利さもあり、多くの人に親しまれている。私たち粋山会の山行も12月から3月までの冬の期間は近場で安全に歩けるところを中心に計画を立てていて、この高川山山行も今回で2度目である。

9:28 私たち一行6名は初狩駅に降り立った。晴天である。天気予報では強風注意とあったが、今のところはそれほどでもない。

9:40 登山開始。JRの線路の下をくぐり抜け、30分歩いたところで登山口に到着。少々体が火照ってきたため、衣服の調節を兼ねて小休止。ここから徐々に登りがきつくなり、男坂と女坂の分岐を迎える。男坂は山頂に向かって直登するコースで、距離は短いが結構きつい。女坂はいずれは男坂と合流するのであるが、大きく蛇行して歩くため登り傾斜の少ない楽な登山道である。トップを歩いていた柳瀬さんが、私たちにどちらを選ぶか聞いてきた。岡田さんは少し離れたところにいたため棄権。結果は、3対2で女坂と決まった。私は女坂を選んだ。少々個人的なコメントになって恐縮なのであるが、私(立石)の過去を振り返って見れば、確かにいくつかの選択ポイントがあった。この選択ポイントで共通しているのは、私は常に楽な方、安易な方を選んできたことだ。このために反省をするところがあり、また多くの失敗もしてきた。もし別の選択をすれば私の人生も変わったものになったと思うのだが、この安易に流れる私の姿勢はとても変わりそうにない。

11:00 男坂との合流地点に到着。ここからの山頂までは穏やかな登山道であり、そこには雪が残っていた。

残雪や靴の跡だけ土のぞく

(真翁)

11:20 高川山山頂に到着。富士山・南アルプス北部の眺望がすばらしい。風のない穏やかな天候で、360度の展望が楽しめる。都留市方面にはリニアモーターカーの試験用線路が見える。丁度、高川山の下にトンネルが通っているのである。ここで昼食とする。岡田さんがガスバーナーでお湯を沸かしてくれて、参加者全員に「カフェオレ」を出してくれた。至福の時間である。岡田さんに感謝!感謝!

12:10 下山開始。ここからは、いくつかの峯をこえる尾根伝いの縦走路である。尾曽後山・天神峠・峯山・むすび山と続く。下山に当たって、アイゼンをつけるか否かで議論があったが、アイゼンなしで下山することとした。途中、雪解け水によるぬかるみの道が続き、慎重を要する箇所がいくつもある。登山靴の底に泥が張り付いて、ヌルヌルと滑るのである。

春泥を覚悟の下山靴重し

(真翁)

14:50 むすび山到着。ここには、第二次世界大戦の遺跡が残されている。「大月防空監視哨」跡である。東京に向かう米軍機を発見し、これを首都に通報する役目であったとのこと。むすび山にて小休止し、

15:20 大月駅に到着。私たちにとっては、既に馴染みになった「濱野屋」にて無事の下山を祝して、乾杯。

早春の山の打ち上げ地酒飲む

(真翁)

酔うほどに少年になる名残り雪

(裕遊)

当日は、東京では強風が吹き荒れていたとのことであるが、私たちには何の影響もなかったことが少々不思議である。

登山口にて小休止
登山口にて小休止
山頂からの富士山が素晴らしい
山頂からの富士山が
素晴らしい
山頂にて
山頂にて
山頂にて
山頂にて
都留市方面にリニアモーターカーの線路が見えます
都留市方面に
リニアモーターカーの
線路が見えます
尾根筋にて小休止する。岡田さん、成田さん
尾根筋にて小休止する。
岡田さん、成田さん
尾根筋にて小休止する。眞弓さん、柳瀬さん、浜口さん
尾根筋にて小休止する。
眞弓さん、柳瀬さん、
浜口さん
むすび山にて
むすび山にて
濱野屋にて打ち上げ
濱野屋にて打ち上げ
以上