粋山会1月度定例登山
丹沢山(百名山 1567m)

粋山会
2023年2月14日
  1. 開催日:2023年1月19日(木)、1月20日(金)
  2. 参加者:柳瀬、岡田、成田、築地、立石(5名、敬称略)
  3. 工程概要:

丹沢山(1567m)は東京都心に最も近い百名山であり、そのために多くの人が訪れるおなじみの山である。多くの登山ルートがあるが、今回の登山ルートはその中でも最もポピュラーな大倉尾根を選んだ。この大倉尾根登山道は、別名「バカ尾根」とも呼ばれている。地図を見ていただければお分かりいただけるが、この登山道は大倉バス停から塔ノ岳までほぼ一直線に登るルートである。安全な登山道ではあるが、景観が殊更に素晴らしいとは言えない。しかし決して軽く見てはいけない。このルートの塔ノ岳までの標高差は1200mあり更にその先の丹沢山までの累積高低差は優に1300mを超え、私たちの体力をもってすれば6時間の登りである。「この登山道を登り切れれば、私はまだ山歩きが出来る。」と、判断基準(バロメーター)にしている人もいるそうだ。

1月19日(木)8:30 私たち一行5名は小田急線渋沢駅で待ち合わせる。8:40 のバスに乗り 8:55 大倉バス停着。ここから登山開始であるが、トップを柳瀬さんにお願いする。生憎の曇り空であるが、歩き始めて30分もすれば体が汗ばんでくる。12:08 天神尾根からの合流地点のベンチで昼食とする。岡田さんがガスバーナーでお湯を沸かし、皆さんにカフェオレを振る舞ってくれた。休憩をして体が冷えきたために、この暖かいカフェオレが一層美味しい。
14:00 塔ノ岳到着。ここで、大阪から来たという若い女性に頼んで集合写真をパチリ。この女性は、鍋割山荘の鍋焼きうどんが食べたくて、大阪から丹沢に来たとのこと。ここから、丹沢山に向かうまでは、小さなアップダウンが続く。頭上には霧氷が現れて、足元では雪解け水が登山道に溜まって泥濘の道が続く。15:55 丹沢山到着。みやま山荘に荷物を降ろして、先ずは持参のアサヒビールで乾杯。この後、岡田さんが絶品の「ふぐひれ酒」を出してくれる。岡田さんはこの分野にはかなりの知見をお持ちで、ふぐひれの焼き方・日本酒の選定等にこだわりがある。5人で2ℓの日本酒をきれいに飲み干して、夕食。

1月20日(金)6:40 出発。気温氷点下7℃。昨日とは全く違う快晴の下で、夜明け前の富士山が見事な姿を現している。アイゼンを装着して、塔ノ岳経由で下山する。昨日はぬかるんでいた塔ノ岳への山道が、今朝は見事に凍っておりサクサクと心地よい。8:00 塔ノ岳到着。ここから眺める富士山はいつ見ても綺麗だと思う。金冷しを右折して、鍋割山に向かう。鍋割山に向かう登山道は、左に光り輝く相模湾を見て雑木林からの木漏れ日を浴びる穏やかな尾根筋の道で、まるで「天空の遊歩道」と言っても良い。9:50 鍋割山に到着。この後は急な下りを降りて、13:30 大倉バス停に戻ってくる。
今回の山行は、1日目6時間30分、2日目6時間30分、合計13時間の行程であった。無事に歩き終えたこと、そして今年もまだ山歩きが出来る体力はありそうと、少々の自信をもって渋沢駅前の居酒屋で乾杯!

駒止茶屋にて休憩
駒止茶屋にて休憩
塔ノ岳山頂到着
塔ノ岳山頂到着
丹沢山到着
丹沢山到着
先ずは乾杯。みやま山荘にて
先ずは乾杯
みやま山荘にて
岡田さんご持参のお酒です。ふぐひれ酒になりました
岡田さんご持参の
お酒です。 ふぐひれ酒になりました
絶品のふぐひれ酒で乾杯
絶品のふぐひれ酒で乾杯
富士山が見事です。日の出前
富士山が見事です。
日の出前
出発前の集合写真
出発前の集合写真
塔ノ岳に向かって
塔ノ岳に向かって
富士山が綺麗です。塔ノ岳にて
富士山が綺麗です。
塔ノ岳にて
塔ノ岳にて集合写真
塔ノ岳にて集合写真
(文責 立石)