夜能「鳥追」鑑賞

能・狂言同好会
2023年12月18日

11月25日(土)宝生能楽堂で「夜能(やのう)」の会を鑑賞しました。最初に、当日演目の物語を脚色した朗読劇(古典楽器の伴奏付き)があり、続いて宝生和英氏(若き宝生流宗家)らによる作品解説があって、ストーリーや見どころを事前に理解したうえで、正統な能「鳥追(とりおい)」を味わうというものでした。この斬新な企画は定期に行なわれており、伝統芸能への敷居を低くするものとして入門者などに好評とのことです。なお、今回の能ではシテ(妻、母)と地謡を女流能楽師が務めたのも特徴的でした。鑑賞後は水道橋の「かつ吉」に移って懇親会をおこない、楽しいゆうべを過ごしました。

以上(宮本 幸始)