悲惨さが止めどもなく拡散拡大する地球社会で、国家や国際機関など公的・準公的そして公共的機関分野*がＮＰＯ等民間の社会貢献団体の活動分野*に大変期待して支援をする規模も半端でないトレンドが生まれております（前者の第一・第二極の分野に対し、後者の分野を"第三極の分野"と称します）。

われわれ日本のシルバーパワー社会貢献団体は、この地球社会の「凄まじい現実」を視界に入れながら、未来に大きな不安を抱く『我が国の現実』を真摯に直視しなければならない時にあると思います。

さて、"１８才以上選挙権法" がスタートする事になって ①会員間で「われわれの実社会での豊かな知見を伝える第三極の価値は大変大きい筈だ」と多くの方が言われます。②一方、若者たちは口を揃えるかの様に「選挙権を行使する際の判断力の視野の不十分さが不安である」と言います。

このテーマを具体的に解決するために、もう少しポイントを詳しく整えてみますと

1. 誰もが「未来が見えない‥‥ 」と言います。そして、「人類社会は真に真面目になって価値観を矯正しなければ真の進化を望めない」と言います。
2. 誰もが「具体的に解決する道が解らない」と口を揃えて言う。
3. 一人一人が落着いて問題とする事の本質を、静かに深く考える時間を持ち始める事が具体的に解決する道の大きな一歩であり、「思索力を発揮する精神的活動の分野」を人類が残していることに頷きます。そして、この分野は「感性を発揮する分野」と重なり"日本が得意とする分野"であると誰もが言います。
4. 社会が地球社会時代となっている処から、具体的には（Ａ）「グローバルロジカルな実践理論があれば効果的にこの分野の発揮が出来るのに、」としています。
   そして、（Ｂ）具体的に実践するには「実社会経験が豊かな者（シルバーパワー）が実践をリードするのが良い」と誰もが考えております。

以上の様に "具体的解決のためのステップ" を心得て、シルバーパワーの音頭取りが出来るのがこの時点ではディレクトフォースしか無いと固く確信致し、提言を致します。

それは、『１８才選挙権法が出現したこと』を機に、会員の方々で「シルバーパワーの価値観を若者達に是非伝えたい」と言われるのを多く耳にし始めましたことからです。

期しくも今年４月５日に、国際的に識者の方々から目を輝かされて「自信」をそして多くの庶民の方々から目を輝かされて「確信」を頂きました弊論の啓蒙アピール版「人類進化論」をディレクトフォースのホームページ「エッセー欄」に掲載頂き、本テーマを整えて参りました者（会員）として僭越ながら提言をさせて頂きます。

［提　言］

１８才以上選挙権法の施行を考える懇談会の設置

（趣旨）

今会員が持つそれぞれの分野の豊潤な経験による知見力を発揮して、忌憚なく思う存分率直に意見交換が出来る場の設置は、それぞれの知見力の相乗効果で更に知見力を増強させることが可能となり、世界的に危機感に喘ぐ社会に対してＤＦの進化したシルバーパワー資源集団として卓越した期待像を社会に明確に示すことが出来ます。

併せて、会員にとってシルバーパワー界の資源力を牽引するという自負と得られる評価は格段に高まると思います。

なお、弊詳論がグローバルロジカル実践理論の一つとして会員の皆様による「一叩き台」となりますことは大変光栄な事と思っております。

２０１５年７月
相澤安輝

（追記）

上記啓蒙アピール版「人類進化論」の弊原書「現実革命原論」は、２０１２年４月５日に出版いたし、八重洲ブックセンター本店で週間ベストテンの第一位を幾度か頂き、政界も含め各界各分野からのご関心を頂戴致しました。

大企業のＣＳＲ界からも、強くこの日本力発揮に共鳴を戴き、注目されております。

その様な処から、われわれＤＦの動きにも共鳴がより具体的に起こって来ていると日頃実感を致しております。勿論、政界サイドからも。

以上