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一般社団法人 ディレクトフォース

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 2021/07/16(No.345)

やつてみましたアマゾンのセルフ出版

西村 康裕

2014年からダイヤモンドダイニング(現DDホールディングス)の常勤監査役を勤めている。セミリタイヤ後はマレーシア長期滞在と海外旅行を続けている。しかし昨年のコロナ禍で働き方が大きく変わり、自宅で過ごす時間が増えた。この機会に旅行を題材にした本を出すことにした。

これは Kindle ダイレクトパブリッシングというセルフ出版によるものだ。原稿をアマゾンのセルフ出版ソフトに投入すれば、出版費用ゼロの画期的な仕掛けになっている。売れれば印税も入る。尤も新人の本の価格は3ドルから5ドルが相場だ。ただ人生で一度は本を出したい願望はあったので挑戦することにした。尚このサービスは10数年前から始まっており既に3000冊余の本が出版されているそうだ。

さて本のコンテンツはいろいろ思案したが旅行記とした。コロナ禍で海外旅行が絶望なので素人の旅行記でも読んでもらえるかもしれないと思った。旅行記は唯一無二の体験談であり電子書籍は写真添付が非常に容易だった。海外旅行の写真と日記やメモは残っていたのが幸いした。スマホで写真が撮れるようになった数年前からは事務所ホームページに一部掲載してきた。ワードで作成していたので再編集すれば原稿はそのまま活かせた。

第1作目の題名は「旅のみちづれ 東南アジア編」だった。題名の由来は旅行に本を持参することが多いからだ。マレーシア長期滞在では毎年数冊重い本を持参している。重い本とは、「読みたいが相当のエネルギーがかかり集中して読まないと挫折するような本」である。例えば船戸与一著「満州演義 9巻」や司馬遼太郎著「坂の上の雲 8巻」などだ。海外ものでは「海のカテドラル 上下」もこれに入る。

本は大切な「旅のみちづれ」である。そして人もなくてはならない「みちづれ」である。海外滞在先での人との出会いは非常に貴重だ。新たな気づきや未知の世界の案内役となる。海外では国内では会えない仲間とも瞬く間に親しくなれる。旅先のゴルフ場(写真上)やミュウジカルの観劇や観光での出会いも多い。ホテルの受付やガードマンとも仲間となった。レストランでの美味しい料理そのものが「みちづれ」かもしれない。

なお1作目の内容は、ミャンマー、カンボジア、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシアの旅行記だ。マレーシアには7年前から毎年3週間程滞在している。この1作は30冊ほど売れた。3ケ月後にアマゾンから販売報告がある。ホームページとフェースブックで告知した結果だろう。出版後批評やコメントをいくつか頂戴した。それは表紙と写真と目次の改善に活かした。昔の書籍ではないが、本を出した気分はなかなか心地よいものだった。その気分が消えないうちに2作目に挑戦することにした。

旅のみちづれ 中国・ロシア編」は、西安、上海・南京、哈爾浜・新京、広州・深圳とウラジオストクの旅行記だ。哈爾浜ハルビン は父が生前駐屯した街でノモンハン事変にも参加した都市だ。ウラジオストクにはディレクトフォースの研究会で知り合った仲間と2回訪問出来た(写真右上)。

続けて3作目「旅のみちづれ 欧州編」に取り掛かったが、スマホ撮影でない写真であり、メモも余り残ってなかったので相当時間を要した。しかし中欧(チョコ、オーストリー、ハンガリー)とバルセロナ、ローマ,フィレンツエ、パリ、ロンドンは思い出多い訪問先なので2カ月かけて完成した。ロンドンは1990年から4年半滞在した都市だ(写真左)。帰国してから2度再訪したが、変わらぬ風景と食事と演劇を楽しむことが出来た。

3作目で小休止しているが、いつか国内編とハワイ編にも挑戦したいと考えている。エンドマーク

にしむらやすひろ(797) DF企業ガバナンス部会
(株)DDホールディングス 元三和銀行

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