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 2018/4/1(No266)

「お酒と認知症」

佐藤 和恵

私

皆さん、お酒はお好きですか?

お酒といっても、ビールにワインに日本酒と色々ありますね!当方、最近、後期高齢者の仲間入りをしたおばさん(おばあさんかな?)ですが、大好きで、毎日飲んでいます。健康の秘訣と自分では思っているのですが、他の人からはどうでしょうか?。単なる酒飲みババアでしかないかもしれませんね。

大学卒業後、ほとんど毎日飲んでいたように思います。飲まなかったという強い記憶が残っているのは、つい2年前の白内障手術日の夜だけでした。さすがにその夜は飲む勇気がありませんでした。でも翌日には、病院近くのお店で購入、こっそり病室の冷蔵庫に保管、夕食後は楽しんでいました。とんでもない困ったおばあさんですが、これが、健康の秘訣と自己満足!。

一応、薬剤師ではあるのですが、ほとんど薬は飲みません。風邪を引いたこともほとんどないですね。薬は毒です!。ただ、胃薬だけは、飲まないわけにはいかないので服用しています(30代の時、胃潰瘍で胃の5分の4を切除していますので)。

今なら、そんなに切り取ることもなかったかもしれませんが、外科の教授にバッサリ!。担当の助教授はそんなに切り取らなくても‥‥ と、思って下さったようですが。教授には、逆らえませんね。余り食べられない?(普通に食べていると、皆様には思われていると思います)を理由に、代わりにお酒でカロリーを取らなくてはと、都合の良い言い訳をしています。幸か不幸か、30年間位、体重に変化もなし!。いつまでも同じ服が着られています(着ています!)。
 最近、巷では、「認知症」という言葉が溢れている気がしませんか?

軽度を含めると、65歳以上の4人に1人が罹患しているとか!。2025年には700万人を超えると予測され、国民病となって来つつありそうで、何とか認知症にならないようにと、祈っています。昔に比べると、みんな長生きになってきている今の高齢化社会で、罹患したくない病気の筆頭が認知症ではないでしょうか?。確かに癌にも罹患したくはないですが、最近では治療法も進んできていますし、癌になったら、諦めの境地になる感じがします。

認知症は、完治する病気ではないですが、予防や対策によって、進行を遅らせたりすることは可能のようで、それを信じて過ごしています!。少量のアルコールでも、飲めばそれだけ脳にダメージを与えることは分かってはいますが、何とか認知症にならないでいたいものです。酒好きの私は自分の都合の良いように物事を考え、何とかアルコールを飲んでも大丈夫という保証?が欲しいのです(欲張りなのは承知の上で)。適量のアルコールであれば、むしろ認知症に良いという通説もありとか?。

東京医科大学病院の羽生春夫教授は「脳の萎縮は加齢に伴って50歳以降に始まるのが通常だが、飲酒量の多い人はそれよりもやや早く始まる傾向にある」と指摘されています。過度な飲酒が悪影響を与えるのは何も脳だけではない。アルコール性認知症の原因の1つであるコルサコフ症候群の症状で、物忘れなどの記憶障害、周りの状況が理解出来なくなる見当識障害などが起こりやすくなるようです。ついさっきの事も覚えられず、今何時であるかとか、ここがどこかなどがわからない。また作話なども記憶障害からも起こるようです。これは忘れてしまった部分を、覚えているものと繋ぎ合せて埋め合わせようとして起こるものらしいので、嘘をつこうとして話している訳ではないようです。

WHOの報告によると、飲酒が原因の死者は2012年に約330万人に上り、これは世界全体の死者の5.9%(男性では7.6%、女性で4%)に相当するそうです。エイズによる死者は2.8%、結核は1.7%、暴力は0.9%となっています。さらに飲酒は、肝硬変や癌といった健康被害200種類以上にも関係しており、過度の飲酒により、結核や、エイズを引き起こす、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、肺炎といった感染症にもかかりやすくなると言われています。

アルツハイマー型のように徐々に悪化する物忘れではなく、アルコールに起因する死者の直接的な死因で最も多いのは、心疾患と糖尿病で、全体の約3分の1を占めています。また車での衝突でもアルコール関連の事故は2番目に多く、死因の17%位を占めているようです。

世界保健機関(WHO)は11年、世界で年間250万人の死に飲酒が影響しているとの調査結果を発表。03年の評価でも飲酒が口腔癌や咽頭癌、食道癌のリスクを上げる要因になると指摘しています。WHOのメンタルヘルス・物質乱用部門を率いるシェカール・サクセナ氏は、「これは言い換えれば、(アルコールにより)10秒に1人が亡くなっている計算になる」と指摘しています。アルツハイマー型のように徐々に悪化する物忘れではなく、急に酷い状態で現れる場合もあり、アルコールをいつも多量に飲んでいるのなら、認知症を疑って早く受診をしましょう !!。症状が重くなってからでは改善が難しくなるようです。体質的にアルコールがあまり飲めないタイプの人の酒量が増えた場合、特に気をつけなければいけないようです。

施設に入所されている認知症の高齢者の30%近くは大量飲酒が原因だという調査があるそうです。また、大量飲酒の経験がある高齢男性は、認知症になるリスクが4.6倍も高まるという研究もあります。アルコール依存症や大量飲酒者には、脳の萎縮がみられ、飲酒量が多い程、萎縮の程度も重篤になるようです。

断酒をすれば、改善することが知られていますし、認知症予防にも、節酒・断酒は大きな効果があると言われています。自分でも、この辺のことは良く分かっています。皆さんも良くお分かりになっていると思います。その上で、お互いに良いお酒の飲み方をしましょう !!。 エンドマーク

さとうかずえ ディレクトフォース会員(516)
現昭和大学薬学部創薬分子薬学講座研究生 セリスタ株式会社 

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