2020/03/15(No.313)
平井 隆一
デイレクトフォースには2014年に加入し、環境部会、企業ガバナンス部会、超寿企業研究会、そしてSing Joyでの男声合唱などの活動を通じて、多くの会員の皆さまと知り合い、皆さまに教えられながら今日を迎えており、現在副代表理事を拝命しています。外では2社の社外役員を務めていますが、日本のコーポレートガバナンスの進展とともに、私の存在価値を認めてくださっていることは、とても有難いことです。
このような毎日の中で時間を見つけては地元の仲間たちと種々の交流を継続しており、充実したリタイアメントライフを過ごしております。そんな私の地元での仲間をご紹介したいと思います。
当初は、元サーカスの叶央介&原順子の仲良し夫妻と鎌倉の歌好きの仲間6〜7人からスタートした合唱団です。私は昔からファミリーコーラスグループのサーカスのファンで、Mr.サマータイム、アメリカンフィーリングなどのヒット曲が大好きでした。サーカス結成35周年を期にグループから独立した叶夫妻が鎌倉に移り住み、”2Voice”と称して歌う仲間を募っているという情報に接し、いの一番で仲間に入りました。以来6年の歳月が流れ、今では40人になんなんとする大所帯に成長し、毎年コンサートを開催するほどになっています。今年(2020年)の4月には「鎌倉の輪IV~2Voiceとその仲間たち~」と題して、”Bridge over troubled water"、 “IMAGINE”、 ”世界にひとつだけの花” などを鎌倉芸術館でご披露する予定です。現在、皆で一所懸命練習中です。
また、アジサイで有名な長谷寺の境内で毎年2回催される「長谷の市」でも、”2Voice”と共に歌っています。40人の仲間のうち、10人程度がシニアの男性で、圧倒的に女性が多いグループです。英語の先生、家庭の主婦、サラリーマンをリタイアした男性など、様々な歌好きなメンバーが月2回の練習を毎回楽しんでいます。勿論、コンサートの打ち上げ会、新年会、忘年会など、多くの機会を捉えて懇親を深めています。(編集註:鎌倉 JOyful Harmoney については、こちらからご覧いただけます)
「鎌倉会」は始めてからもう4年くらいになるでしょうか? 鎌倉在住のDFの仲間数人が地元のレストランで集まって懇親を深める会です。地元鎌倉には20名ほどのDF会員がいるとのことで、DFの活動以外で年に2回程度食事をしながら懇談しています。さすが情報通のメンバーです。地元でも知らない耳よりの話が満載で、とても楽しいひと時を過ごしています。これまで参加されたメンバーは10数名になります。今後も継続して行きたいと思っています。
サラリーマンをリタイアした時、やりたいことの1つがピアノでした。小さい頃母親から「ピアノを練習する?」と聞かれた時に「ピアノは女の子がするものだ」と断ったことがその後も心のどこかに引っ掛かっており、リタイアしたら絶対やろうと密かに心に決めていました。当初はヤマハの音楽スクール「大人のための初めてピアノ」に通っていましたが、近所に良い先生がいるという情報を得て4年前から現在のベテランの先生に個人レッスンを受け始めました。
最初は右手と左手が違う旋律を弾くなど考えられませんでしたが、今では曲がりなりにも曲らしい曲を弾けるようになりました。私の最終目標はエルトンジョンのような弾き語りで演奏することでしたが、予想より早く昨年の11月の発表会で、何と厚かましくも “Amazing Grace” を弾き語りで披露してしまいました。下はその折のビデオです。
2019年11月 鎌倉芸術館小ホールで行われた「ほのぼのコンサート」にて (編集註:画面中央の▶マークをクリックするとビデオがスタートします) |
昔ベトナムに駐在していた時に、家族でお付き合いしていたご夫妻が現在は葉山町に住んでおられることから、そのご家族を通じて葉山の南郷運動公園のテニスコートで時々ご一緒する仲間ができました。自動車関連会社のサラリーマン夫婦、元スッチーの奥様、歯医者の奥様、税理士、そして彼らの娘一家など、幅広い年代層のメンバーで毎週土曜に楽しんでいます。
勿論、テニスのみならず、年2回のBBQ大会、新年会や忘年会など、心おきない仲間のテニスを通じた集いです。彼らはいつも「鎌倉の輪」コンサートに応援に駆けつけて下さいます。沢山の綺麗な花束を持って。
鎌倉のお隣の逗子市小坪にある逗子マリーナにテニススクールがあり、もう10年近く家族で通っています。そのスクールに同じように長年通っているシニア仲間がいます。いつも顔を合わせるので、数年前に4~5人で飲み会をやろう、ということになり、時々地元逗子で食事会を開いています。皆さん元気で大いに呑んでおしゃべりが尽きない、楽しく付き合えるメンバーです。つい最近も逗子駅前の魚屋の2階で集まったばかりです。
私は埼玉県立浦和高校の51年前の卒業生です。私達卒業生は母校愛が強く、昨年末にラグビー部が憧れの花園競技場に出場(3回目)した時、大型応援団が埼玉から大阪に行ったのです。お陰さまで3回戦まで勝ち進み、優勝した神奈川桐蔭に負けましたが、立派な戦績を残してくれました。地元紙の埼玉新聞に「素人集団」と書かれたのに、です。
そんな浦高出身者が何と250名も神奈川県に住んでいます。同窓会の名前は「湘南浦高会」ですが、県内では唯一の同窓会であることから、同窓会本部からも重要視されています。というのは、当時のライバルである神奈川県立湘南高校との定期戦を20数年に亘って継続していたからです。まるで「翔んで埼玉」です。
私は3年前から会長を拝命していますが、地元には同窓会長、同副会長も住んでいます。不思議と埼玉県人は海のある湘南地区が憧れなのです。活動内容は、年に1度の総会、恒例の鎌倉散策、工場見学、年2回の懇親会など、年間を通じて会員相互の親睦を図っています。また、同窓会本部とのコミュニケーションも重要で、本部の総会の他、各地区代表が一堂に集まる「地域職域責任者会議」やその他のイベントにも参加しています。
以上、私のパーソナルな生活を思いっきり紹介してしまいましたが、人生の最終段階は「地元の輪」が大切だと思うことから、沢山の仲間たちを大切にしてこれからも生きて行きたいと思っています。
いよいよNHK大河ドラマに鎌倉が登場する。まだ少し先だが、再来年(2022年)は題して「鎌倉殿の13人」。“鎌倉殿”とは鎌倉幕府の将軍のことで、
NHK大河ドラマの影響力は計り知れない。既に鎌倉には、「流鏑馬」や「薪能」など毎年催される人気のイベントがあるが、恐らくこの千載一遇のチャンスに、鎌倉市や商工会議所などがJRとタイアップするなどして大々的に宣伝するので、来年の後半辺りから鎌倉が再びブームになり、大勢の観光客で1年中賑わうに違いない。
ひらい りゅういち ディレクトフォース会員(1022)
「ディレクトフォース」副代表理事
元旧日本セメント(現太平洋セメント)
註:「鎌倉の輪IV」公演はコロナウィルスの影響で中止となりました