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一般社団法人 ディレクトフォース

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2019年8月26日

見出し教育部会

2019年8月26日
教育部会 授業支援の会

見出し 授業支援の会「トピックス」(2019年版)

目 次

掲載日付 タイトル
2019年8月25日 今年で5回目「仙台二高 夏季プログラム」を支援
2019年2月21日 昭和女子大学付属昭和高等学校での「SGH」成果発表会に参加

(掲載日:2019年8月25日 )

今年で5回目「仙台二高 夏季プログラム」を支援

宮城県仙台第二高等学校(以下、仙台二高)の夏季プログラムが、8月6日(火)9:30~12:00、1年生150名を対象に、日本ビル2階ホールで開催され、授業支援の会のメンバー16名と、笹川平和財団・日本財団・仙台二高在京同窓会13名(計29名)が講師として参加しました。

仙台二高では、毎夏、東大オープンキャンパス見学が組まれていますが、その他に、世界を視野に入れた人材育成のために、生徒たちに「幅広い視野に立ち、志を高く持ち、今後の進路や歩みを考える機会を設けたい」との趣旨のもと、授業支援の会に「プログラムの企画、講師の手配、会場手配も含めた運営」などの協力・支援の要請があり、今年で5回目となりました。
お陰様で回を重ねるごとに、本プログラムに対する学校側の評価や、生徒・保護者の関心・期待が高まっており、とりわけ今年も応募者が多く、抽選で参加者を確定したとのことでした。
今年のプログラムは、第1部は「特別講師による基調講演と質疑応答」、第2部は、グループに分かれ「ファシリテーター役の講師を交えての質疑応答と意見交換」の形で進められました。


第1部では、34歳の若手起業家、ピクシーダストテクノロジー株式会社COO村上泰一郎氏に、「研究者志望戦略コンサルR&Dベンチャー経営」と題して基調講演を頂きました。
お話の中では、現在取り組み中の、”大学での研究成果・技術シーズを発掘し、ビジネスへとつなげ、世の中の課題解決を図り、正当な対価を得て大学に還元、次の研究開発支援につなげる仕組みづくり”への挑戦について説明があり、超音波や波動の制御技術の応用事例や、触覚のある空中映像技術、車椅子の自動運転技術など、「新たな技術を生み出し、育て、社会実装する」実例を紹介頂き、生徒たちを含め一同、先端技術が拓く新たな世界を垣間見ることができました。
そして、小中高まで研究者になることを目指してきた自分(村上氏)が、結果として戦略コンサルタント、ベンチャー経営という異なるキャリアを選んできた中で、その分岐点とキャリアの中で得られた「学び」について、自分が実現したいこと、解決したいことを見つけ、自分の夢を追いかけることの楽しさ、志を果たすため、行動に移すことの大切さを熱く語って頂きました。講師の我々にも印象深い話でしたが、何よりも真剣な眼差しで聞き入る生徒の皆さんの心に深く残ったものと思います。

第2部のグループセッションでは、29班(5~7名/班)に分かれ、ファシリテーター・講師として、DF授業支援の会から16名、笹川平和財団・日本財団からの研究員・仙台二高在京同窓生13名が参加、質疑応答・意見交換が行われました(1クール30分で、各講師は3つの班を担当)。
生徒の皆さんには各講師の略歴などを予め連絡し、これに基づき事前質問を寄せてもらいました。事前質問は、各講師とも10件を超え、「グローバル社会に立ち向かうための心構え」「格差と分断、地球環境などのグローバル・イッシューへの対応」「AI・ICTの進化にどう対応すべきか」など、日頃の問題意識を反映した質問が多く、限られた時間ですべてに答えることは困難なため、各講師には書面での回答や参考資料などを準備したり、それぞれ工夫して臨んで貰いました。
各班とも、身を乗り出し、真剣なまなざしで聞き入り、一生懸命メモを取る姿がとても印象的で、生徒の皆さんにも講師の皆さんにもそれぞれに手応えを感じてもらったようでした。

今回のプログラムが、日本と世界の未来を支える若い世代にとって、自分たちの将来に向き合い、これからの生き方を考えるうえで、何らかの参考になることを願いつつ、授業支援の会の活動をさらに充実させていきたいと、思いを新たにしました。
今回のプログラム実施に当たり、ご支援、ご協力頂きました笹川平和財団・日本財団、仙台二高在京同窓会の方々、そして会場の確保をはじめ、様々な形でご協力頂いたDF関係者の皆様、ありがとうございました。

以上 
(授業支援の会事務局:盤若 浩孝)

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(掲載日:2019年2月22日 )

昭和女子大学付属昭和高等学校での「SGH」成果発表会に参加


当日の案内チラシ

ディレクトフォース(DF)ではアカデミー本部授業支援の会理科実験グループの3部門が昭和女子大学付属高校へ各種授業の支援を行っており、2月15日(金)、同校より標記成果発表会に招かれてDFより関係者6名が参加しました。

スーパーグローバルハイスクール(略称:SGH)は、国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う高等学校を文部科学省が指定する制度で、語学力だけでなく、社会の課題に対する関心や国際的素養、コミュニケーション能力、問題解決能力に加え、主体性・責任感・忍耐力・寛容性などの人間性を身に付けたグローバルリーダーの育成を目指しており、昭和高等学校は平成26年度に文科省より指定を受け、今年度が5年のプロジェクトの最終年度ということでの発表会です。

同校の高校生がこのような意欲的プログラムに参画し、有意義な体験・知育を受け、積極的に問題意識をもってチャレンジしている様子を間近に見ることができ、また、教育現場で様々な見地から将来の人間育成に努力されている皆さんの情熱に触れることができ、我々にとっても大変貴重な1日となりました。

午前中の発表は“サービスラーニング”45件のポスターセッションと、平成30年度の4件の海外研修報告である“LABO”とが並行して行われ、私たちを含むゲストは各発表を渡り歩いて聴講し、質問や講評を行いました。

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ポスターセッション
LABOワークシート
LABO成果発表
ポスターセッション LABOワークシート LABO成果発表

“サービスラーニング”とは生徒の自主的なボランティア活動を通じた社会奉仕体験学習ということで、アメリカ、イギリスでは必修科目となっているものだそうです。テーマは環境、教育、子育て、経済、町おこしなど多様なジャンルから生徒が選択し、自分たちで相手にコンタクトしてボランティア活動を実施する、というもので、ポスターと発表は簡潔にまとめられていましたが、苦労した様子が垣間見られるものが多くありました。私たちDFメンバーは、自分たちの経験を伝えつつ、ポスター記載の内容について質問したり、生徒たちを勇気づけてまいりました。

なかでも、「女性グローバルリーダーのあるべき姿」のLABO発表授業では、生徒から「男・女を分けてとらえるのはおかしい」「男性の見地からの発想の域を出ていない」とした上で、このテーマの頭に〈女性〉という文字を付けること自体、不要であるとの指摘がなされたり、発表の内容に「グローバルリーダーの必要なスキル」、更にもっとも重要な「今、何をやるべきか」ということにまで考察が加えられており、その発表の素晴らしさに非常に感銘を受けました。また、別のLABO発表では、Globalな資質を高めるためには、まずは自国についてのしっかりとした理解が重要で、そうでない限り、異文化理解を会得することは困難という点も指摘されていました。

午後は、NHKのラジオ講座も担当されている東京外国語大学教授による「グローバルリーダー養成のための英語力」の講演で、Grammatical, Discourse, Strategic and Sociolinguistic Competence を日常生活の中で養う重要性を、熱く易しく語られました。

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講演会会場
講演会会場

次いで、フィンランド、米国、英国から来日した高校生やSGHに指定されている日本の他校の生徒も交えた国際フォーラムがパネルディスカッション形式で実施されました。テーマの「男女平等社会の実現に向けて」に対して、国際的評価の高いフィンランドと英国、米国、日本の現状比較、課題を積極的に議論され、女性をリクルートする傾向が高まっているものの、企業のCSRとしての社会に対するイメージづくり的な姿勢も見られるなどの指摘もありました。

その後、各国高校生パネリストによる明日へのビジョンと社会への提言、更には若者一人ひとりが自身で出来ること、例えば、「親の世代との対話により、歴史的・社会的な潜在意識による差別感を変えて」などの意思表明がなされ、まる1日、大変充実したイベントでした。

最後に理事長が登壇された時は、会場から歓声があがっていました。SGH活動を高いレベルまで引き上げる力や学校経営に優れた手腕をお持ちでありながら、重要なステークホルダーである生徒に人気があるのはすばらしいと感じた次第でした。

このイベントには他校の関係者も招かれており、DFメンバーとして、このようなイベントを通じ教育の世界に人脈を広げる活動を行うと同時に、教育界と若者の現代のニーズを捉えて、我々の授業、講義の中で、活かしていきたいと、志を新たにしました。

以上
(横山英樹)

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